デー・オー

ジャマイカの伝統音楽、メントを集めたコンピレーション『メント・マッドネス』を引っ張り出して聴いた。夏になるとレゲエやスカ、カリプソやラテンものが聴きたくなるのだ。メントとは厳密にはカリプソとは違いジャマイカ原産のフォークロアである、とウィキペディアにあり、ハリーベラフォンテの「バナナ・ボート」は実はメントである、という興味深い事実も知ることが出来た。要するにメントとはカリプソよりものんびりした曲調で、直接スカに結びついた音楽ということなのだ。なるほど、カリプソのジャンプ感も確かに良いが、メントの穏やかで牧歌的なリズムに身を任せるのも良い。スティーヴ・バロウの監修だけありさすがのクオリティだ。ただ彼にも詳細なデータはわからないらしく、ライナーの最後に「これらの曲について詳しい人は是非ご一報ください」という一節があった。あなたに分からないものを、他に分かる人がいるのだろうか。で、このCDの翻訳を始めたので、ちょっと興味がある人は、リンクの「オドロキオドルクマ」をどうぞ。

Mento Madness

Mento Madness