太陽の翼

今日、営業の人が我が家を訪れて、電気代とガス代を安くする方法をプレゼンしてくれた。夫婦共働きなのでそれほど毎月の支払いが多いわけではないが、それでも安くなるならそれに越したことはない、と話を割りと真剣に聞いていた。所々理解出来ない部分もあったが、大筋は分かった。プランＡの場合は、しばらくは今より毎月の額が高くなるが、長い目で見れば（この家に30年間住み続けるということを前提にすれば）安くなる、というもので、さすがに営業の人（どうも憎めない感じの人だった）も説明しにくそうで、「このプランは私もお勧めするのが難しいです」と言っていたくらいだから、こちらとしても当然触手は伸びず。そろそろ仕事に行かなきゃ、と思っていた頃に、「まだ手はあるんです」と言って切り出したのがプランＢ。これは、太陽光発電にする方法。屋根にソーラーパネルを張り巡らし、オール電化にして、自家発電をすれば、必要な電力は自分でまかない、さらに余った電気は売ってお金に換える、というテレビなんかでよく聞くあれである。太陽光発電、だなんて自分には全く縁のない話だと思っていたので、驚いたと同時に、少しワクワクする自分がいた。だからと言ってすぐに契約というわけではないし、よくよく考えて決断しようと思っているが、魅力的だったのは、月の払いが設備等のローンを入れても現状よりは恐らく安くなる、ということ。それが確かならやってみる価値はあるかも、と考えたが、なんだか現実の話じゃないような気もして、少し妄想をしてしまった。横浜では900世帯まで助成金が出るらしいので、もし隣近所が突然工事を始めたら、何となく焦ってしまうかもしれない。でも我が家が最初と言うのもなあ、と今日一日は太陽エネルギーのことばかり考えてしまった。そういえば営業さん、うちの猫を「ソニーの太陽光発電のコマーシャルの猫にそっくりですよ」といって写真を見せてくれた時、なかなか腕のある人だな、と思った。最近他の業種の人の仕事振りが気になって仕方ないし、殆どの場合関心してばかりいる。余談。
朝はイェンス・レークマン『オー・ユア・ソー・サイレント・イェンス』を聴いていた。春から夏へ、というこの季節にぴったりという気がする。編集盤なのだが。

Oh You're So Silent Jens