祝福の大地

毎日チェックしているサイトやブログはいくつかあるが、その中の一つがbounce.comだ。
タワーレコードが発行している音楽誌のウェブ版なのだが、本誌には載らないオリジナルの連載がいくつかあって、曽我部さんの「POP職人への道」やサイプレス上野さんの「LEGEND of 日本語ラップ伝説」などが特に気に入っていて更新を心待ちにしているのだが、つい先日フォトグラファーの久保憲司さんの「ロック千夜一夜http://www.bounce.com/interview/article.php/5117が更新され、今回はフリート・フォクシーズについてだった。
CSN&Yだけでなくストーン・ローゼズを引き合いに出すところに、この人の視点の独自性を感じるし、僕はとても信頼している。
その久保さんのコラムの中で、フリート・フォクシーズはCDよりライブが素晴らしく、彼らのライブがまるまる聴けるページがあるhttp://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=92089028、と書かれていて、早速アクセスしてみると、一時間強のステージが画像はないが全てリスニングできるようになっていた。開演前の会場のざわついた様子から始まり、メンバー登場、1曲目、と本当にライブに居合わせたようだ。まだ最後まで聴いていないのだが、確かにこの空気感と冴え渡るハーモニーは、録音物にはない、大げさに言えば「奇跡」を感じる。
CSN&Yストーン・ローゼズ。このライブを聴くと久保さんの思いがよく分かる気がする。
ついでに彼らのプロデューサーが「ゾンビーズみたいなところにやられた」と言っていたそうだが、これがまた嬉しい。確かにぱっと聴いただけではわからないが、近くで「奇跡」を体験した人には深い所で理解できるのだろう。
本国のアメリカでライブを観たい、と思ったミュージシャンは初めてかもしれない。

Fleet Foxes + Sun Giant EP(フリート・フォクシーズ + サン・ジャイアントEP)

Fleet Foxes + Sun Giant EP(フリート・フォクシーズ + サン・ジャイアントEP)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村