ラーメン食べたい

最近出来た家の近くの中華の店。ずっと気になっていたのだがなんとなく一歩踏み込むことが出来ないでいた。今日は妻がお惣菜を買い込んで来てくれたので、家でそれを食べようと二人で駅から歩き出したのだが、普段はほとんど言わないのに、「ラーメンだったら外で食べたいかも」とおっしゃる。帰り道にはラーメン屋はない。そこで目に入ったのがその店。中華屋なのでラーメンはあるはずだ、と思って初めて足を踏み入れる。スタッフは全員（おそらく）中国人で、何となく安心する。店内がわりと広く、明るくてきれいだ。僕は坦々麺、妻は野菜炒めタンメンを選び、キュウリサラダと羽つき餃子も一緒に注文。これが全て美味しかった。坦々麺はピリッと辛いが割とあっさりしていて、餃子は具がたっぷりでジューシー。妻はいつも半分くらい残すのに、今日はスープまで全部飲み干した。値段も安いし、まだまだ魅かれるメニューがたくさんある（ご飯ものやサイドメニューもかなり充実していた）から、ちょくちょく足を運びたい。実は近所の行きつけの店が少なくて、人を呼んでも連れて行く場所に困ったりしていたけれど、そういう場所の候補になり得る店が見つかって嬉しい。次はおこげか、鶏肉とカシューナッツ炒めか、はたまた豚バラご飯か。深夜にまた腹が減ってきた。ちなみに店の名前は「紹興（しょうこう）」。ありそうであまりない店名じゃないだろうか。
気分がよくなって、家に着いてすぐベースメント・ジャックスのベスト盤を聴きながら着替えていると、妻が部屋に入ってきた。かなりど真ん中だったらしい。しばらく音楽から離れていたようだが、また聴き始めようとしていた矢先だったようで、しばらく一緒に聴いていた。僕も彼らの音楽は大好きだったけれど、ここまではまったのは初めてかもしれない。やはり気分が高揚していたからだろうか。アッパー×アッパーで、手がつけられなくなってしまうようだ。その後スピードモーターやスチャダラパーを続けて聴いたけれど、今日に限っては緩くさえ感じてしまったほどだ。ベースメント、恐るべし。きちんと彼らをフォローしたいと改めて思った。シングル集だからもちろんどれも最高だが、やはり1曲目「レッド・アラート」の強烈なチョーパーにすでに殺られる。レトロ・フューチャーでもろポップな「ドゥー・ユア・シング」もキラー過ぎる。

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