マネー

昨日またしてもツタヤのワゴンから五点ほどCDを購入。マッカチンレヨナ、ブーム、マイスティース、そしてスチャダラパー。全て100円。今月はこの100円CDを何枚買ったか分からない。通して聴いていないものばかりだが、連休にでも一気に聴こうと思う。
今日ハイファイレコードストアのブログを見たら、藤瀬さんのコラムの中で、オアシスの「ホワットエヴァー」の元ネタが二ール・イネスの「ハウ・スウィート・トゥ・ビー・アン・イディオット」という曲だと書かれていた(ちなみに「ホワットエヴァー」はシングルのみでオリジナルアルバム未収録です、念の為)。なんて偶然だろう(昨日のブログ参照)、と思いつつ早速ユーチューブでチェックすると、確かに冒頭のメロディーはほぼ同じだった。ビートルズからのダイレクトな引用ではなく、二ールから引っ張ってくるあたりに、ノエルのしたたかさを見た。そしてその話を読んで、ストーン・ローゼズの「ラヴ・スプレッズ」がキャプテン・ビーフハートの「クリア・スポット」からの引用だという話を思い出した。名盤との誉れ高い「トラウマ・マスク・レプリカ」は実験性が強いと聞いていて遠ざけていたのだが、それをきっかけに彼らの作品で初めて買った『スポットライト・キッド』と『クリア・スポット』はそれほど難解でなくむしろ聴きやすくて凄く気に入ったのだった。ストレンジな要素はもちろんあるが、骨格はポップでストレートな曲が多く、ローゼズがいただきたくなった気持ちもよく分かる。彼らがレッド・ツェッペリンからの影響を指摘された時期の曲だが、直接ゼップからではなく、ビーフハートから引っ張ってきたジョン・スクワイアのしたたかさ、それが「ホワットエヴァー」の話につながるわけだ。