透明なひとときを

今日もとてもよい天気だったが、昼間に少し外に出て、それからは家でだいたい音楽を聴いてすごした。アルバムを3枚も聴きとおしてしまった。いつ以来だろうか。その3枚は、
長谷川きよし『40年。まだこれがベストではない。』
・マーゴ・ガーヤン『テイク・ア・ピクチャー』
ピチカート・ファイヴ『べリッシマ』
であった。長谷川さんのライブ盤は、凛、という言葉が最も当てはまる、素晴らしい作品で、シャンソンを普段から聴かない僕にも、彼の歌う「愛の讃歌」を聴くとこの曲の美しさが痛切に分かる。日本のホセ・フェリシアーノ、と呼ばれたりしているのだろうけれど、そんな安易なフレーズが浮かんでしまった自分が情けない。あまりにも自分にとって完璧な作品というのは、聴き飽きしてしまうのが怖くてそうそう聴き返さないのだが、これはまたすぐにでも聴きたくなってしまう。きっと本能を刺激してくるのだろう。