ユー・アー・ノット・アローン

ハーモニー・コリン監督の『ミスター・ロンリー』を観た。マイケル・ジャクソンの物まねをして生活している男が、マリリン・モンローの物まねをしている女と出会い、その女が住む物まね芸人達だけが共同生活する村で暮らし始める、とこう書くとコメディー映画のようだが、そうではない。「死」と「宗教」をテーマにした、シリアスな映画だと思う。登場人物が誰一人屈折していないし、ストーリーもひねったものではないが、一言で感想を言うのが難しい。正直まだこの映画で表現したかったことがつかみきれていないので、もう一度是非観てみたいと思う。ひとつ言えることは、夢や理想を同じくする人々のコミュニティーの儚さだけがこの映画の全てではない、ということ。しばらくの間この映画を何度も反芻しようと思う。
マイケル・ジャクソンで好きな作品はやはり僕の場合はジャクソン５になってしまう。マイケルとは関係ないけど、このアルバムでジャーメインの曲の良さに驚いてしまった。

フリー・ソウル : クラシック・オブ・ジャクソン・ファイヴ