デパーチャーズ

おくりびと』がオスカーを獲得した。この映画は観ていないけれど、テレビなどで映されるシーンを見るととても穏やかで、話の筋はよく知らないけれど優しさに包まれた映画ではないかと思う。もちろん機会があれば観てみたい。
今日の朝「特ダネ!」に久石譲さんがゲスト出演し、『おくりびと』のテーマ曲をピアノ演奏していたが、とても繊細で美しい旋律だった。僕は久石さんの作品は1枚も持っていないけれど、『となりのトトロ』をはじめ宮崎アニメの音楽はどれも大好きだし、お茶のテレビCMの曲など素晴らしいと思う。その曲も弾いていて、とても得した気分になった。しかしもっとも感動したのは、彼がキャスターで妊娠しているアナウンサーのために、胎教にいい音楽を、というリクエストを受けて即興で作った曲。僕が胎教という言葉からイメージするものより、ずっと濃厚で芸術性が高い音楽だという気がした。相手がまだ羊水に浸って身動きも話すことも出来ないとしても、本気で感動を与えようとしているように思え、朝から胸が震えた。
ピアノだけの作品を聴きたい、と思って探したが、あまり持っていないことに気がついた。だからそういう気分になったときはいつでもこれを取り出す。久石さんの音楽とは違うけれど、こちらも素晴らしい。1曲目「ドロシー」はオールタイム・フェイバリット。もしもピアノが弾けたなら、このセンチで明るく切ないこの曲を演奏したい。

Dr John Plays Mac Rebennack

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