インポータント・イン・ユア・ライフ

久しぶりにヤフオクで落札に成功した。ずっと欲しいと思っていたものだけにとても嬉しい。最近一度挑戦したものの自分の不注意により落札できず、もうしばらくは求むべくもないのだろうかと思いながら毎日検索していたら、出品されているではないか。いつもと違うキーワードで検索したらヒットしたのだった。やはり粘り強くあきらめない事は肝心だ。
その商品は伝説の雑誌『リズム&ペンシル』の創刊号、「ジョナサン・リッチマン・イシュー」。頭の先からつま先までジョナサン一色の、夢のような雑誌だ。一気に読むのは勿体無いので少しずつ読もう、と思いつつ気がつけば全部読んでしまった(頁数がそれほど多くないので)。これが世の中に流通した、ということだけで驚きだし、感動的だ。ジョナサンへの愛とジョナサンの愛だけが支配する世界。個人的にジョナサンの曲のカヴァーのランキングで、スローン(懐かしい)の「ディグニファイド・アンド・オールド」が第一位に選ばれていたのが印象的だった。これからカバンにしばらくしのばせることになるだろう。調子に乗って今度は村上春樹村上龍の対談集を入札しているが、ライバルが手ごわそうなのでなんとも。でもヤフオク、はまらないようにしなければ。
というわけで、本日は最初のジョナサン体験盤のこのベスト・アルバムを。忘れもしない、浪人時代に模擬試験の帰りに横浜のHMVで購入したのだった。「ザット・サマー・フィーリング」を名曲として色々なアーティストが挙げていたので、その曲が聴きたかったのだが、収録しているアルバムがたまたま店頭になく、仕方無しにこれを買ったのだった。アルバム『ジョナサン・シングス!』を後に手に入れて、「サマー・フィーリング」は聞けたのだが(その前にBMXバンディッツのカバー・バージョンを聴いた)、恐らくトータルで一番聴いたのがこのアルバムではないだろうか。「アイスクリームマン」「アイム・ア・リトル・ダイナソー」(ユーチューブでライブが観れるが、ジョナサン這いつくばって歌いながら動き回る!)の衝撃。「バック・イン・ユア・ライフ」で流した涙。松永良平さんが「ベスト盤ではこれが最高」と書いていらしてのを読んで(しかもインナースリーブの踊るジョナサンの写真に触れていらした。僕もあれ大好きだ)、とても幸運な出会いを果たせたことを知った。全曲最高だけど、今の気分は1曲目「ロードランナー」かな。1−2−3−4−5−6!