チューズデイ・ハートブレイク

今日は夜が飲み会だった。それは置いておくとして、昼間は翻訳をやっていた。今日更新したゴンチチの『イン・ザ・ガーデン』。ライナーはいとうせいこうさん。輸入盤のため当然英語なのだが、これは最初からいとうさんが英語で書いたのではなかろうか。とてもシンプルで分かりやすく、英語で読みながら日本語のように響いてくる。でもいとうさんのオリジナルな視点というのがしっかりと感じられる、素晴らしい文章だと思う。日本人が英語で書いたものをまた日本語に直すというのはなかなか面白い。特に考えることなくすいすい訳せたけれど、ひとつきめたのは、不自然にならない程度に逐語訳的にいくことだ。それでも十分内容は伝わるだろうし、結果的にいとうさんの文体に近づくかどうかが知りたかったのだ。で、出来たのがこういう感じ(「オドロキオドルクマ」参照)。ひょっとしたらクレームが来るかな。そうしたらおとなしく引き下げますので。
それはともかく、ゴンチチのこの作品はとても素晴らしい。つい先日紹介したばかりだが、思わずまた紹介したくなってしまった。少しフュージョンっぽい曲があって、それもゴンチチの色がしっかりついていて、趣深さを感じる。今日だけで通して三回くらい聴いたかな。
その後聴いたのがサケロック『ソングス・オブ・インストゥルメンタル』。全曲最高ではあるけれど、本編ラスト「インストバンド」を聴くと、感動が渦を巻いて襲ってくる。サケロック・ビギナーはここから入るといいかもしれない。歌物多いので。

songs of  instrumental

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