ジュビリー

ユニコーンが復活して、なんだか青春が帰ってきたような気がする今日この頃(そればっかり)、どうやらブラーも再結成したらしい。というかそもそも解散していたことも知らなかったが。ブラーは2枚のアルバムしか聴いたことがないけれど、その2枚ともとても好きだった。セカンドの『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』とサードの『パーク・ライフ』。前者はとにかく1曲目の「フォー・トゥモロウ」が最高で、その当時キンクスが好きだったこともあり、凄くはまった。後者は大ヒットした作品なので説明不要かもしれないが、90年代ブリットポップの1枚を選べ、と言われたらこれかもしれない。このバンドは、イギリスの伝統を受け継いだ捩れたポップスを作っているが、とてもセンチメンタルでリリカルな楽曲が多い。そんなところがキンクスXTCを髣髴させるが、後にゴリラズなどのプロジェクトを手がけるデーモン・アルバーンのセンスが注入されているので、上記のバンドよりもリズム・アプローチが興味深いと思う。「パーク・ライフ」や「ガールズ・アンド・ボーイズ」のような露骨なダンス・チューンだけでなく、「トゥー・ジ・エンド」のようなミディアム・ナンバーにもリズムの面白い曲が多い。メロディーの良さはいうまでもなく、曲全体が立体的なのである。
「モダン〜」は今実家なのでしばらく聴いていないが、こちらは今聴いてもやはり最高だった。歌詞カードにコード譜がついているので、昔と同じように「エンド・オブ・ザ・センチュリー」をコードをたどたどしく押さえつつ歌ったりした。

Parklife

Parklife