コンゴ・マン

今日は仕事がたまっていたので早めに家を出ようと思っていたのに、その前にちょっとだけ、と思って翻訳に手をつけてしまったものだから完全に予定が狂ってしまった。といっても翻訳に時間がかかったというのではなく、一度弛緩してしまった予定は再び緊張させられないのである。結局いつもより少しだけ早く家を出て、銀行と本屋に寄ったため、会社に到着したのはほぼいつもと同じ時間だった。
ところで今回の対訳に選んだのはマイティー・スパロウの編集盤なのだが、ライナーノーツを書いたのもカリプソニアンで、音楽評論家などが書いているライナーを訳すのとは一味違う難しさがあると思った。それは、語法や文法が間違っているような気がする箇所が多いこと。それはこちらの知識が浅いだけなのかもしれないが、どうしても素直に訳すと意味不明になったり文脈上逆の展開になってしまうのだ。だから「これはきっとこう書きたかったに違いない」と思うことにして、流れに合わせた訳を当てはめた。こういうとき、辞書はほとんど役立たない。短い文章なので分けるのはやめようかとも思ったが、とりあえず前半をアップした。今日は一気にやるには時間がなかったので。あ、そうそう、作品自体最高なので、是非聴いてほしい。でも順番としては最初に「ホット・アンド・スウィート」という日本盤も出ているアルバムから聴いた方がいいかな。ソウル好きにも薦められる名曲揃いの作品だ。1曲目の「スパロウ・イズ・デッド」、この1曲がカリプソ・クレイジーへの分かれ道だ。

Hot & Sweet

Hot & Sweet