アップル・オブ・マイ・アイ

i-podが直った。上司に「リセットすれば直るよ」と教わり、あっけなく。さらに今まで知らなかった電源の切り方も教わり、ようやくi-podを休ませてやることが出来るようになった。説明書がついていなかったし、電源スイッチのようなものが見当たらないので、勝手にこれは電源を切らなくてもいいのだと思い込んでいた。無知とは罪である。
また行きも帰りも音楽と共に歩けるようになった。久しぶりにシャッフル。するとカセットコンロスの後にバンバンバザールが繋がったり、オリジナルラブの「青い鳥」のカバーバージョンに続いて、フォートップスの「セイム・オールド・ソング」が流れたりと、なかなか絶好調なDJを展開してくれる。とりわけ興奮したのは、70年代の和製グルーヴィー・ソフトロックかと思った、リンゴ・スターの「ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー?」。久しぶりに聴いたが、スタンダード曲とファンキーなリズム、そして力の抜けたリンゴのボーカルの組み合わせは最高だ。『センチメンタル・ジャーニー』は、「ラヴ・イズ・ア・メニー・スプレンダード・シング」が自分内ヘビロテだったのだが、今日を境にしばらくはこっちになりそう。その前は「ナイト・アンド・デイ」で、さらに前は「バイバイ・ブラックバード」だった。おそらく全曲一通りマイブームが来るだろう。豪華なメンバーが1曲入魂でアレンジしているため、しかも全曲スタンダードナンバーだから、持ち味は違っても悪いわけがない。リンゴが楽しそうなのも良い。ジャケットも裏ジャケも素敵。この寒い季節にちょうどいいのではないか、と何となく感じる。

センチメンタル・ジャーニー(紙ジャケット仕様)

センチメンタル・ジャーニー(紙ジャケット仕様)