タッチ・ミー

今日から2月だ。2月の最初の一日は久々に12時まで寝た。目覚ましをかけていないとすぐ昔に逆戻りだ。スバゲティーを食べて翻訳。その後ユーチューブでユニコーンのTV出演を観て感動してみたり(もう涙が出そうでした)、サケロックのDVDを少しずつ観たり(一気に観るのがなんかもったいない)、風呂に入ったりして、6時から外出。ラゾーナ川崎へ。柿安の和食の店でブッフェを食べ、フランツ・フェルディナンドの新譜を妻にプレゼントして、本屋で一時間ほど立ち読みして、十一時に帰宅。なんだか備忘録のような日記だ。
昨日に引き続き村上春樹特集、本日最終回。「エッセイその他の巻」である。結局何度も読み返すのはエッセイが多くて、「村上朝日堂」のシリーズはもちろん、おそらく発売されたエッセイ(やそのようなもの)はほとんど読んだのではなかろうか。なぜこんなに魅かれるのか分析してみると、やはりこちらも内容よりは、村上氏の語り口が好きだからだと思う。それと小説の中では(特に初期の作品には)ほとんど見られない土臭さ、生活感が垣間見られるからかもしれない。いわゆる「ギャップ」にやられている訳だ。ということはやはり僕は村上春樹という作家のファン、ということになるのだろう。ちなみに一番好きなエッセイ集は、といっても殆ど同じようなものだけれど、まあ一番回数多く読んだのは「やがてかなしき外国語」だと思う。そして一番好きな「その他」作品は、「翻訳夜話」と「若い読者のための短編小説案内」かなと。
村上春樹さんつながりで、といえば、ドアーズもよく彼の作品に出てくる。「ハートに火をつけて」という邦題では、あの曲がもつ直接肉体に火をつけるような、肉の焦げる感覚が伝わらない、と評していた「ライト・マイ・ファイア」も好きだけれど、1曲目に「ブレイク・オン・スルー」がなかったら、全く違う作品になっていたと思う。「ソウル・キッチン」(村上氏は歌詞を訳していた)も最高。あまりにセクシーな曲。キッチン、といえば「村上朝日堂はいほー」に書かれていた「うさぎ亭」って、実在するのだろうか。

ハートに火をつけて

ハートに火をつけて