女性上位時代

今日はセンター試験二日目。寒いけれど今日も悪くない天気。新聞を買おうとも思ったがやめて、ひたすらブログのために英文ライナーとにらめっこ。別に誰に頼まれた訳でもないのに、こんなに必死にやることはないんじゃないの、と自分に聞いてみたら、実は楽しくてやめられない、のだそう。だから暫くは続くのではないだろうか。
夕方からちょっとだけ外出。マクドナルドで昼食を摂りつつ軽い休憩。そのあとイトーヨーカ堂へ。本屋で一時間ほど費やす。それほど大きくはないので品揃えは良いとはいえないが、文庫の棚から気になる本を取り出しては少し読んですぐ戻すを繰り返して、結局最後の古典文学のコーナーに一番時間をかける。何も買わなかったが、欲しい本は何冊か見つかる。今度ブックオフで見てみよう。それにしても小林秀雄が一冊もないのに小林多喜二が充実しているなんて。その後食料品を買って帰宅。書くまでもない一日でした。
今日は昨日紹介した荒井由美のベストとエリック・カルメンNRBQの「ティドリーウィンクス」を聴いた。ユーミンの「翳り行く部屋」は去年エレカシがアルバムの中でカバーしていた曲だが、圧倒的な名曲だ。少ない言葉とシンプルなメロディーでほとんど展開がないのに、2時間の映画のようなずっしりとした重量感がある。「輝きは戻らない 私が今死んでも」というフレーズは女の人にしか書けないし、きっと分からないのだろうと思うが、どうしようもなく男の胸を締め付ける。それは、女が女であり神秘的な存在であることが確認できるからだろう。永遠の課題として神から差し出されし女性なるものに、男たちは解決の糸口をつかむために出来るだけ近くに寄りたいと思う。そういうことなのではないか。
独身時代のユーミンの作品は、あまりにもよく映り過ぎてかえってグロテスクに見える鏡のようだ。特に、「生まれた街で」で始まり、「瞳を閉じて」「魔法の鏡」「たぶんあなたはむかえに来ない」を収めたこのアルバムの楽曲にはそれを強く感じる。ジャケットも素晴らしい、掛け値なしの名作だと思う。

MISSLIM

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