No Hard Feelings

速報。ユニコーン武道館公演のチケット、抽選に漏れました。当選した人おめでとうございます。悔しいけれど仕方がない。
翻訳ブログ、中2日で2回目をアップした。今回は以前この日記でも紹介したエリック・カルメンのソロ1stアルバム。全4回予定。ラズベリーズは実を言えば聴いたことがないのだが、この作品は大好きだ。アメリカのパワー・ポップのエッセンス(ライナーでは初期ビートルズビーチボーイズの音楽からの影響に言及している)と、シンガー・ソングライター的内省表現がうまく合わさり、ギルバート・オサリバンにも通じる音楽性を味わうことが出来る。今日も訳しながらずっと聴いていたのだが、アイドル・バンドとしてのパブリック・イメージと自らの意図との間のギャップに苦しみ、そこから脱却するためにソロの道を選んだ人の最初の作品としては、彼のメロディーはどの曲もとてもキラキラと眩しい。バラードであってもマイナー調であっても、頭がクラクラになるようなグッド・メロディーに溢れている。陰影の濃い歌詞との釣り合いのため、ではないだろう。彼がひとたびピアノを(ギターかを)弾けば、そこから弾け出される音符が、人をうっとりさせるようにしか繋がらないのに違いない。名曲"All By Myself"以外もいい曲ばかり。JDサウザー「ユア・オンリー・ロンリー」あたりが好きな人は、是非聴いてみてほしい。
ここまで書いて、今日の1枚にこのアルバムは挙げられないことに気づいた。一度紹介したアルバムは原則再度取り上げないと決めているのだ。そこで、このアルバムにします。いい流れ?

ユア・オンリー・ロンリー

ユア・オンリー・ロンリー