Sunday Kind Of Love

今日は友人家族が来宅。午後に来ると聞いていたのでそれまでに支度を、と思ってバタバタしていたらインターホンが。よってパジャマでお出迎え。2歳の男の子の元気の良さに振り回されつつ皆笑顔。特に普段クールなお父さんの目が笑福亭鶴瓶のようだった。久しぶりに会ったお母さんも息子に負けない位元気で、息子の『こぞう』(小僧?小象?高知ではそう言うらしい)を見せつけながらオムツ換え、「近所の『こぞう』が凄く大きな赤ちゃん」の話をしてくれた。新築祝いと一緒にシュークリームとチーズケーキを頂いて(いつも頂いてばかり)、「絶対美味しいよ〜」と勧めてくれるお母さんに、大岡昇平が書いた中原中也のエピソードを引用して、「西の人は『つまらないものですが』と言わないらしいけど、実物を見たよ」と言って笑うお父さん。楽しいひとときだった。その後駅前の本屋さんに出かけ、僕は津野海太郎著『おかしな時代』を購入。冒頭の平野甲賀氏との出会いまで読んで、もう傑作と断定。晩御飯は行きつけのカレー屋さんで。僕は豆カレー、妻はチキンカレー。いつも同じ。そして初タンドリーチキン。スパイシーで濃厚でやっぱり旨い。上大岡の住民はこの店を誇りに思うべきだろう。そしてあまり人に勧めるべきではない。今日の2枚のCD。ジョージ・ハリスン『ダーク・ホース1976-89』と、アストロ・エイジ・スティール・オーケストラ『ハッピー・リヴィング』。前者は実は高校生の時からしばらく愛聴していたものの、ダビングしたテープだったので、実家に置いたままにしていて、CDで買いなおしたのだった。個人的にジョージはアップル時代よりもこっち。初めて行ったコンサートがジョージの東京ドーム公演で、予習のためにレンタルでこれとアップルのベストを借りて、結局こちらばかり聴いていたのを思い出す。『ラヴ・カムズ・トゥ・エヴリワン』は当初はそれほど引っかからなかったが、この度断然好きな曲になった。『ハッピー・リヴィング』は、タイトルどおり幸福を絵に描いたような作品。そういえば、トリニダード・トバゴ系の航空会社の旅客機には機体にスティール・パンが描かれているらしいが、なぜかそれを想像するだけで幸せな気持ちになる。ただのパン好き、なのかもしれない。でもヤン冨田さんのこの作品は、『ディスカヴァー・アメリカ』と『ミュージック・ファ・ヤ』に比肩する、少なくとも『エッソ・スティール・バンド』を超える名作だと断言する。

ダーク・ホース1976-89

ダーク・ホース1976-89

HAPPY LIVING

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