Baby let's swing

ブログ・クイズに当たり続けて今年三度目。待望の新作CD-Rが松永良平さんから届いた。今度のは1曲も聴いたことのある曲がなく、いい曲ばかりぎっしり詰まって24曲過去最多。初期のボッサタッチでトロンボーン無しのサケロック「慰安旅行」とか、ビョークがキュートに歌うジャクソン５のような「アルタ・ミラ」のカヴァーなど、どれもハッピーなヴァイヴにあふれている。時期的にクリスマスのBGMにぴったりな気がしないでもない（ラテン・テイストの曲も多いけど）。とにかく最高。いずれ何らかの形で恩返しをしたいと思う。そして今日の2枚。まず松永さんのCD-Rにちなんだ作品で、サケロック『ホニャララ』。ファンとしては感慨無量、の純音楽作品。１２曲で３０分台というのが今の時代奇跡。一番好きなのが「会社員」で次が「今の私」、って両方シングルの曲なのはご愛嬌。でも他の曲も粒ぞろい。ハマケンの曲がわりと普通で（もっとアバンギャルドかと）驚いた。もう一枚はベニー・シングス『アット・ホーム』。この人のこと全然知らなくて、名前に聞き覚えがあったので買ってみたら大当たり。あとで調べて元々キンドレッド・スピリットから１ｓｔアルバムをリリースしていたと知り驚く。はじけるようなポップソングこそないが、メロディーの美しさと独特のリズム感（言葉に上手く出来ないが、温かみがあるけど切れが良いあの不思議なソウル感）にやられた。他の2枚もいいらしいので来年は必ず手に入れよう。彼がプロデュースしたジョヴァンカのアルバムもとても良かった。

ホニャララ

ベニー・・・アット・ホーム