ダンス ダンス ダンス

2008年ベストアルバム20企画、今日で第四回。今年発売されたアルバム、という括りではなく、今年僕が買ったアルバムからの選盤なので悪しからず。さて今日の2枚は、ブレイヴ・コンボ『ナイト・オン・アース』と、ライオネル・ハンプトン『ユー・ベター・ノウ・イット!』。前者はブックオフで250円。安田謙一さんの文章でその存在は知っていたが、どんな音楽性を持っているか明確なイメージはなかった。当初はあまり求めていた音でなかったので数曲聴いて止めてしまったのだが、この間久しぶりに聴いてみるとこれが最高のダンスアルバムだと分かった。ポルカ・バンドとして始まったようだが、それにとどまらずありとあらゆるワールド・ダンス・ミュージックをやり倒している。ルンバやクンビアなど、普段はあまり聴かないジャンルの曲の魅力も教えてくれた。ダンス・マニア必携の一枚だ。後者はご存知ヴィブラフォン奏者のパイオニアの後期作品(でも64年作)。この盤もどの曲も腰を動かさずにいられない、スウィンギーなダンス・ジャズ。ヴァイブの音自体が好きになって、カル・ジェイダー、ミルト・ジャクソン、デイヴ・パイクなど今まで愛聴していたミュージシャンに加え、今年はボビー・ハッチャーソンとビリー・ウッテンの音にのめりこんだのだが、御大の音楽が一番若々しく、ハーピーなヴァイブに溢れている。レア・グルーヴがどうした、僕はこれでクレイジーに踊る。

Night on Earth

Night on Earth

Blue Chip

Blue Chip