イナビカリ

昨日から雷雨が激しい。断続的ではあるが、かなりしつこい。
夏は雷の季節だということを思い出した。


雷といえば、あの「おへそがとられる」というのは、何を諭すための言葉なのだろう。
「食べてすぐ横になると牛になる」「夜中に口笛を吹くと蛇が来る」
「夜爪を切ると親の死に目に会えない」など、その種のフレーズはよく覚えている。
あと、「靴下履いて寝ると○○だ」というのも母によく言われたが、うろ覚えだ。
あれはひょっとすると、母のオリジナルなのかもしれない。


その中でも「おへそをとられる」というのは、特に強烈だ。
「うそをつくと閻魔様に舌を抜かれる」についで、痛そうな仕打ちである。


ふと思ったが、「おへそをとられる」は「・・・すると」という条件がない。
ということは、こちらは何も悪くなくとも、雷雨の日にはへそを隠さねばならないのか。
この慣用句は、「この世は因果のみならず」というメッセージなのだろうか。


帰り道、雷光ほどばしる中とぼとぼ歩きながら、そんなことを考えた。


雷、といえば、ヴォルト。
ということで、今日の一枚はこれ。

フリー・ソウル〜クラシック・オブ・スタックス&ヴォルト

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