ピープル・ゲット・レディ

7月になった。
今年の夏は暑くなると聞いたが、うちにはクーラーがない。団扇なら2本あるけれど。
どうなることやら。


夕べ、借りてきた「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を鑑賞。
ジム・ジャームッシュの映画は、二ール・ヤングのドキュメントものしか観た事がなかった。
この映画の予備知識も全くなかった。
このルーディーな雰囲気が彼の持ち味なのだろうか。
暗転ばかりするところや、台詞が少なくて、喋りそうで喋らないところは、
この作品だけの特色なのか。
ジョン・ルーリーや、他の映画でトム・ウェイツを起用していたり、
劇中何度もスクリーミング・ジェイ・ホーキンスの曲がかかるところをみると、
音楽の趣味が良いのか。
ストーリーはあってなきがごとし。役者の顔が命。そんな映画だと思った。


そして今日、いよいよカーティスのDVD。
まずは半分だけ。カーティスがインプレッションズを抜けてソロになるところまで。
まずは顔。大橋巨泉にそっくり。
インタビューと、当時のテレビ・ショー出演時の映像が中心。
最近あまり聴いていなかったけど、曲がとてもよい。
あと、カーティスがギターを持ってないときの野暮ったさと、
ギターを持って颯爽と弾き歌う映像のギャップ。
振り付けがあったりする時のインプレッションズの三人の健気さ。
カーティスは実はリズム感ないのか、と思ってしまうほど。でもそこが最高。
反対に「ウィー・アー・ウィナー〜エイメン」のメドレーは、
田島貴男に与えた影響が良く分かる、最高にヒップなパフォーマンス。
ソロ・カーティスも当然良いけれど、
フレッド・キャッシュとサム・グッディンの二人の、
無地邪気なコーラスとダンスが観れたことが、大きな収穫であった。
シリアスな方向に向かうカーティスのソロ以降しか知らない人は、是非見てもらいたい。
アドレッセンスの素晴らしさ。


今日は暇な一日です。