三丁目ありがとう

今日は、昨日のお昼に久々に聴いた「喫茶ロック〜EXPO・ソフトロック編」にちなんで、
僕にとっての「喫茶ロック」名盤5枚をリストアップする。
・荒木和作、やまだあきら「和作」
細野晴臣「ホソノハウス」
よしだたくろう「青春の詩」
・生田敬太郎「この暗い時期にも」
小坂忠「ありがとう」

生田さんの「この暗い時期にも」という曲は、
米国の偉大なバンド、The Bandの“The Weight"に、
コードとメロディーがそっくりなのだけど、こちらの方が大好きだ。
「人生は甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう」という、
印象的なサビのフレーズが、時々ふと口をついて出てくる。
池袋のウィルソン・ピケット、と呼ばれていたそうだけど、
僕にはイメージがポール・ウェラーとなぜか重なる。
聞き比べたら多分ぜんぜん似ていないのだろうけど。


今日は「ロイヤル・テネンバウム」をようやく見た。
こういった映画を、若い監督が自ら脚本を書いて撮影したいと思うのはなぜなのだろう。
ポール・トーマス・アンダーソンとこの映画の監督であるウェス・アンダーソンは、
おそらく村上春樹がいうところの「カラマーゾフの兄弟のような総合小説」を、
最初から映画で作ることに決めてしまったのだろう。
その地点にポールは最新作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で大きく近づいたのだと思う。

ウェスの近作「ダージリン急行」も必ず見よう。
水野晴郎さんを追悼する。