音楽を鳴らすように

今日は休み。妻は出勤したので、一人ですごす。朝からCD鑑賞。この間大量購入した中から、チェット・アトキンス『ソロ・フライト』とジョン・ハートフォード『ジョン・ハートフォード』、それにラムゼイ・ルイス『ザ・ピアノ・プレイヤー』を聴いた。このラインナップはつまり、小西康陽さんのCDガイド発売に連動して企画されたアルバムの一部である。実は一気に15点大人買いしたのだった。『琴セバスチャン・バッハ』以外は全て購入したことになる。我ながら呆れる。
とにかく、さすがの素晴らしさ。とくにジョン・ハートフォードは、ベストしか持っていなかったが、やはり楽曲をバラで聴くよりも、コンセプチュアルなオリジナル盤の方が圧倒的に感動が大きい。ブルーグラスのサージェント・ペパーとの誉れ高いこの次のアルバムも是非再発していただきたい。チェット・アトキンスは一人多重録音の良さが全開で、ギターは当然のこと、各パートが聴き甲斐があるし、全て一人で演奏しているからこそ完璧なグルーヴをかもし出している。割とこの手の作品は好きなのだが、その中でも出色ではないだろうか。ラムゼイ・ルイスはゴージャスであり緻密に構築された、スケールの大きさとタッチの細やかさを併せ持つ、美しい作品である。「ゴールデン・スランバー」のカバーは、『アビー・ロード』のメドレーの一部では分からなかった、楽曲自体のクオリティーの高さを思い知らされた。
今日はまだ時間が残っている。ジム・ウェザリーとビル・ハリスを聴こう。

ジョン・ハートフォード

ジョン・ハートフォード

ソロ・フライト

ソロ・フライト

ザ・ピアノ・プレイヤー

ザ・ピアノ・プレイヤー