僕の自転車のうしろに乗りなよ

このブログのタイトルは、もちろんRCサクセションのセカンド・アルバム『楽しい夕に』収録曲から借用している。
その曲自体よりも、このタイトルがとても好きだったので、内容とは全く関係ない(日隈くんも自転車も出てこない)日記だが、使わせてもらうことにした。
熱狂的なファンという訳でもないのに、ふと頭に浮かんでしまったから不思議だ。いや、そのくらい印象的なタイトルである。
今彼らの曲で一番好きなのはこの曲だ。次は「エミちゃんおめでとう」で、その次が「二時間三十五分」。
『ハード・フォーク・サクセション』というアルバムばかり聴いているので、どうしても初期の曲に思いを馳せてしまうことになる。
もちろん、その後の快進撃を知らないではないし、ここ最近のソロの歌で好きな曲もある。「君にだけわかる言葉」は最高にすきだった。
それでも僕は、ハード・フォークを標榜し、オーティスをフォークスタイルでやろうとしていた頃の歌に惹かれる。
声も歌詞も曲もアレンジも、何もかもカテゴライズを拒んでいた。
R&Bが好きならそのままやればいいのに、フォークギターでドラムレスでやるのだから、過剰な表現にならざるを得ない。
僕にとって初期のRCは、何よりもパンクなバンドなのだ。


どうしてこんなことを書いたのだろう。
僕などがこのことについて何かを書く資格はない。
でも、タイトルの由来について、一度書くべきだと思っていた。


ありがとう。忌野清志郎さん。
心よりご冥福をお祈りいたします。

HARD FOLK SUCCESSION

HARD FOLK SUCCESSION