ラブランド・アイランド

今日から二泊三日の鹿児島旅行。
妻を初めておばあちゃんと亡くなったおじいちゃんに会わせるためだ。
朝6時半ごろ家を出て、9時15分の飛行機に乗る。
鹿児島空港に到着すると、おじさんおばさんが出迎えてくれた。
そこから一時間くらいかけて、おばあちゃんの家へ。
僕自身は二年ぶりだが、懐かしい。
おばあちゃんも一緒に昼食を食べに行く。
日本一好きな「ざぼんらーめん」。
いつ食べても最高の味。
つけあわせの大根の漬物も抜群。
この旅のあいだ、最低二回は食べたい。
それからフェリーに乗って桜島へわたった。
島を一周しながら、観光スポットを見て回る。
長渕剛のライブ会場跡地には巨大な石のモニュメントがあった。
まるで遺跡のようで、かっこいい。
そのあとも磯公園や城山公園などに連れて行ってもらう。
一度家へ戻ると、今度は温泉へ。
丘の上にある温泉で、見晴らしが最高。
ただアメニティーが常備されておらず、他の人のシャンプーを使おうと手を伸ばし、怪訝な顔をされた。
ドライヤーは三分20円。普通そんなものだろうか。
晩御飯は大ご馳走。郷土料理を沢山いただく。
ビールを二杯くらい飲んで、その後はずばり「桜島」という名の焼酎。旨い。
久しぶりにだいぶ年下の従兄弟と会い、その成長振りに目を見張る。
おじさんたちにとっては僕自身が驚きかもしれないが。
さすがに疲れて、その後すぐに就寝。
一日目、充実この上なかった。

おじさんが、この間山下達郎が鹿児島に来て、二日連続見に行ったことを話してくれた。
一日目は高校生の娘と二人で、二日目は一人で行ったのだそう。
「昔から自分の子供と山下達郎のコンサートに行くのが夢だったんだよ」と鹿児島弁で嬉しそうに話すおじさん。
そのおじさんのレコード・コレクションは今僕の部屋にほとんどあり、
山下達郎のソロ・ファースト『サーカス・タウン』のアナログも譲り受けた、というか勝手にもってきた。
とにかく音楽に詳しくて、鹿児島にいながらリアルタイムではっぴいえんどを全部（ライブ盤も）持っていた人。
今回また元おじさんの部屋に行ってみると、前回持って行かなかったレコードがそのまま置かれていた。
ほとんどがエルヴィスと頭脳警察。「悪たれ小僧」のジャケに震えた。
でも、今回は持ち出さないようにする。なぜって。
「若い頃鴨池球場に頭脳警察やサディスティックミカバンドとか10組集まってライブをやったとよ。
観客は1000人くらいしか来なかったけどね。最高やった。頭脳警察が大好きだったんよ。」

僕なんてまだまだおじさんの足元にも及ばないだろう。

GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA