とくするからだ

健康診断に行ってきた。
大学生の時以来だから、実に10年ぶりである。
だいたいどんなことをされるのか、全く覚えていない。
注射がどのくらい痛かったのかも、記憶にない。
だから少しだけ緊張して、横浜の「ヘルチェック」に向かった。

院内(というのか)はとても新しくてとても綺麗だ。
スタッフの女性がいたるところに待機しているから安心だ。
緊張はかなりほぐれ、更衣室で着替えて、ロビーで待つ。

まずは採尿。妻に聞いていたから少し我慢しておいた。
それからレントゲン撮影。これは肺炎にかかった時以来である。
そして身長・体重の測定。全自動の測定機を初体験。
身長が182.3センチ、体重が72.1キロ。身長伸びた気がする。
次に血圧を測り、採血。注射の痛みはゼロに近かった。
血圧は上下とも問題なしだそうだ。
大学一年生の診断で、
「上下ともに正常値ギリギリです」
と言われたのを思い出す。
思えば当時体重は90キロを超えていた。
最後に診察。聴診器を当てて終了。ものの30秒。


これが今日の健康診断の全て。正味15分であった。楽勝。
これなら毎年行ってもいいよ、と思った。
ただ血液検査と尿検査の結果が後日来るのが、少し憂鬱だ。
絶対に健康なわけが無いことは分かっているからだ。
しかし、20代の時に比べれば、
煙草もやめたし酒量も減ったから、
少しはマシではないか、という淡い期待も持っている。


しかし尿検査は、小学生の頃ずっと一次で引っかかっていた。
理由は「潜血」。
二次もダメで、結局その後の段階まで進んだこともあった。
尿に血がにじんでいる、と考えて、
自分は常に軽い貧血なのだ、と思ったりした。
実際に眩暈や立ちくらみが多かったので、不安になったものだ。


そんな昔の事をつらつら思い出すと、
自分は意外に体が弱かったのではないか、と思う。
実際大病と言えるのは27才頃かかった肺炎くらいだが、
どうもいつもふらふらしていら気がするのだ。
高校受験の最中に気を失い、保健室で試験を受けた事もあった。


もうすぐ34歳。調子悪くて当たり前。
そろそろ体をいたわるとしよう。


横浜に行ったのだから、当然そのあと街をぶらぶら。
これまた久しぶりに大好きな桂花ラーメン
太肉麺(たーろーめん)を食べた。


帰ったらぐったり。眠気のピーク。
そういえば今朝はなぜか五時ごろ目が覚めてしまったのだった。
やはり興奮していたらしい。
我ながらチキン加減にあきれてしまう。



奥田民生にその名も「健康」という曲がある。
幸せな毎日を生きていると思ってる、と歌い、最後に、
陰で隠れて泣いてる、と結ぶ、短い曲だ。
昔は、幸せは演出しなければならない、
という意味だと思って聴いていたが、
最近ふと、
これはありのままの幸せの姿を描いているのではないか、
と思った。


結婚して分かることは沢山ある。

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