クリームソーダ

今日も通勤電車の供は『音楽とことば』。いしわたり淳司さんのインタビューを読む。「自分の意図が伝わらなければ意味がないし、誤解も自分が許容できる範囲でなければならない」というような内容のことを語っていて、昨日読んだ二人とは対照的で興味深かった。自分を作詞家と言い切るところや、チャットモンチーに歌詞について「講義」した話などを読むと、あのスーパーカーのギタリストとはちょっと思えなかった。もちろんバンド時代から素晴らしい歌詞を作っていたとは思うけれど、そして作詞の仕事を続けていくだろうとは考えていたけれど、プロフェッショナルとしての意識の高さに、当然といえば当然なのだが、少し驚いた。「詩人は一番カッコいい仕事だ」と彼は言っていた。京浜急行の中で一人震えた。彼は松本隆や森雪乃丞の系譜に連なるのか、それとも橋本淳や安井かずみの方だろうか。一番近いのはひょっとすると阿久悠かもしれない。歌謡曲の世界で刺激的なヒット曲を量産してほしい。ところでスーパーカー、ファーストとセカンドが大好きだった。「ラヴ・フォーエヴァー」と「マイ・ガール」を今は聴きたい。

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