思いあふれて

夏に続き再び松永良平氏のブログ上のクイズに正解し、「誰が世界を支配したがるの2008秋」と題されたCDRを送っていただいた。やはり最高の内容。ジョナサン・リッチマンの「ルイルイ」に始まり、サケロック「穴を掘る」の雛形になったポリプというデュオのボーカル入りアコースティック・スウィング・バージョン(松永さんにこの曲の詳細を教えていただいた)、「ランニン・アウェイ」「クール・ジャーク」「白鳥の湖(!)」などの傑作カバー、そして大好きなウィングスの「ブルーバード」などと続き、ラストは秋にぴったりのほっこりしたスカ・ナンバー。松永さんに直接会って話したことはないけれど、文章を読んで想像する人柄と、CDRの選曲・全体のイメージに全くブレがないように感じる。あと音楽への愛情の濃さ(レコード屋さんだから当たり前か)。これは全音楽ファン必聴!とはいえこの盤を紹介するわけにはいかないので(これは嫌味)、それと同等の感動を与えてくれること請け合いの、今年最高のミックスCDを。最後の曲が川上つよしと彼のムードメーカーズ「第三の男」のカバーで、松永さんCDRの閉め曲と雰囲気が近いと思う。あ、いま思いついたが、「サウダージ」というのは日本の「郷愁」ではなくて、このCDRに感じる「ほっこり」のような感覚ではないだろうか。

クボタタケシMIX CD“NEO CLASSICS2”

クボタタケシMIX CD“NEO CLASSICS2”